マニュアル露出とISO自動設定の併用....
野鳥を撮影されるときの露出の設定はどうされていますか?
ISO値をできるだけ低くして、絞り優先で撮っておられる方が多いのではないでしょうか?
私もつい最近までは過去の風景写真やスナップ等の経験を引きずったまま、絞り優先で撮影していました。私が撮影に出るときは、たまに18-400mmズームを使うこともありますが、300mm F4+1.7テレコンの510mm相当か、500mm F5.6+1.4テレコンの700mm相当(もちろんテレコン無しの場合も)のどちらかです。手持ちの場合がほとんどなので、できれば510mm相当の場合で1/500、700mm相当の場合は1/1000以上、ましてや飛翔シーンなら1/2000程度のシャッター速度で撮りたいものです。
しかし絞り優先にしていると、気がつかないうちにシャッター速度が落ちてしまいブレ画像を量産....。それを嫌ってISOを上げ過ぎると塗り絵のような画像になってしまうのも困りものです。少々ノイズがあっても、ビシッと止まった画像を撮りたいのですが、なかなかうまく撮れないのです。どうしたものか?と、どうにも納得できない日々が続いておりました。
そんな時、とあるサイトでマニュアル露出とISO自動設定との併用という技を見つけました。
もちろん、シャッター優先という選択肢もあるのでしょうが、これもむやみに絞りが開いてしまい、解像度が落ちて眠い画像になってしまいます。素速い判断が求められる野鳥の撮影時、しかもこれだけカメラボディの性能が上がっているこのご時世に、まさかマニュアル露出?....と思いましたが、試してみるとこれがなかなかのものです。
まずは露出設定をマニュアルモードにしたうえで、ISO感度を自動設定にして自分が撮りたいシャッター速度と絞り値を決めて撮影するだけです。カメラボディの高感度性能がよくなってるとはいえ、無限に上がるとノイズだらけになるので、ISOの上限設定を3200〜8000くらいにするのがいいでしょう。小さい鳥や距離が遠くて、トリミング度が大きくなる場合は低めが無難かも。ただ、あまり低く設定し過ぎると適正露出とならずに真っ黒になってしまうので、今度は露出補正で補う必要があります。絞り値に関しても、開放では解像度が落ち、眠たい画像になってしまうので私は1〜2絞り絞った値にしています。
この設定を初めて数ヶ月経ちましたが、なかなか良好です。どうしてもISO値が上がってしまいますが、カメラによって高感度性能が違うので、自分自身で納得できる上限値を決定して、露出補正をすればいいでしょう。それでも、ノイズが気になる場合いは、少しずつ様子を見ながら、ブレない範囲でシャッター速度を落としていくのがいいかも。
高ノイズになってしまうような条件の場合は、元々ブレていたわけですから、ほとんどが止まっているのはありがたいです。もちろん、明るいフィールドのときや三脚使用時はシャッターを速度を落とすと、ISOが自動的に下がりますのでノイズも減っていきます。
最近のカメラには簡単には使いこなせないくらいの、便利な性能や機能があります。デフォルトのモードではなく、ご自分に合った撮影設定を試してみられてはいかがでしょう。
露出設定はマニュアルモードです

D500 露出設定
ISO感度は自動 上限は8000にしています

D500 露出設定
Nikon D7100 + AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

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