マガンの大群の中に居たのは.... #ヒシクイ
残念ながらカリガネを見つけることはできませんでしたが、マガンの大群の中に居たのはこの子たち。
今年の1月の遠征時にマガンの画像の後ろに写り込んでいたのですが、群れの前面に出てくることがなく撮影できたという実感はありませんでした。
ところが、今回は個体数も多く、この種単独の撮影ができましたが、ここで悩むのはヒシクイか?オオヒシクイか?
単に身体の特徴からすると、
◆ヒシクイ
頭は丸みを帯びていて嘴が短くずんぐりしている
◆オオヒシクイ
首が長く、嘴も細くて長い
と言うのが識別ポイントですが、これだけでは個体差もあるでしょうし、なんとも言えません。
他には餌場の生態や渡りのルートが違うようです。
まず、餌場ですが、ヒシクイは水田で稲の籾や水田に生える植物を食べるのに対し、オオヒシクイの餌場は湖沼で主な餌はマコモやヒシ等の水生植物....と。
それと渡りのルートです。ヒシクイもオオヒシクイもカムチャッカ半島付近の繁殖地から渡ってくるのですが、オオヒシクイは樺太から北海道へ渡った後、東北、北陸の日本海側や霞ヶ浦へ。それに対し、ヒシクイは択捉、国後島から北海道に渡り、その後は太平洋側を南下して伊豆沼あたりへ渡るとのこと。
これだけを考えると、この地で見られるのはオオヒシクイか?となりますが、もう一種別のルートが....。このルートは繁殖地からロシアと中国大陸を沿岸沿いに進んだ後、日本海を越えて山陰地方へ。しかも、このルートを渡るのはオオヒシクイではなくヒシクイらしいです。
私は過去、この種の鳥には数回出会っていますが、北陸もしくは琵琶湖周辺の湖沼です。さきほど表記した渡りのルートからしてもそれらはオオヒシクイだと思われます。
そういう意味では、今回出会ったのは山陰ですし、マガンとともに田んぼで採餌しており、頭は丸みを帯びていて嘴が短くずんぐりしています。さきほどの中国経由のルートを渡ってきたヒシクイでしょうね。
ただ、中には嘴が長いオオヒシクイかも?と思われる個体も。個体差かもしれませんし、途中で迷い込んだ可能性があるでしょうから、全てがヒシクイではないのかもしれませんが、貴重な初撮影となりました。
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今回はこの子たちも多かったです

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ
うーん、車が写り込んでしまいました 残念....

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ

ヒシクイ
Nikon D500 + AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR
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