修正画像は是か非か....
先日、何かのYouTubeのチャンネルを見ていたときに、Adobe PhotoShopの動画広告が流れ、閃きが....。
画像の中の不要物を一瞬で消しています。
もちろん、PhotoShopを使うとそういう修正ができることは以前から解っていましたが、煩雑な背景の画像ではもっと難しくて手間のかかる操作が必要だと思っていました。その動画を見ているかぎりはそんなに難しい作業ではなく、プルダウンメニューから一瞬の操作をするだけで、1枚を修正するのにわずか数秒しかかかっていません。
実は、昨年北の地遠征時に運よくサンカノゴイの飛翔姿が撮影でき、テンションも↑↑↑だったのですが、そのうちの1枚に人が大きく写り込んでいました。それなりに撮影できた数少ない画像でしたので、ボツにするのはちょっと勿体ない....と。人物は程よくぼけていて個人情報が特定されるような状況ではないので、そのままこのブログにUPしましたが、ずっと気にはなっていました。
早速、そのやり方で試してみたところ、めちゃくちゃ簡単。初めてなのでラフに試してみたため、影が少し残ったようになりましたが、びっくりするほど簡単に人物を削除することができました。私は今後のMac OSのアップグレードに際して PhotoShop CS6に加えて廉価版のPhotoShop Elementsも導入していますが、このソフトでも可能です。
ただ、私が今後もこういう修正を常用していくかというと???です。もちろん、現在でもフォーカスの甘い画像やブレた画像にシャープネスをかけたり、明るさを調整する等は常に行っています。しかし、画像に写っているものを消すとなると、ちょっと邪道な気も....。
極端なことを言うと、鳥そのものの色を変えたり、本来生息しない地域の鳥と別場所の背景を組み合わしてフェイク画像を作ったりすることも可能です。そうなってしまうと、自然界での野鳥撮影の記録ではなくなり、収集がつかなくなってしまいます。もちろん、そういう技術の紹介やレタッチによる特殊画像に特化したブログも数多くあり、それをきちんと詠ってあれば否定するものではありません。
飛翔する鳥の横にたまたま写り込んだ人物を削除するのは、むしろ当然なのかもしれません。さすがに今回は人の姿があまりに大きく映り込んでいましたので、この日のサンカノゴイの記事は今回修正した画像に差し替えました。
知人の中にも、写り込んだ電線やゴミを消してから、ブログにUPされている方もおられます。見た目は綺麗になるのですが、電線やゴミが写っていてもそれが自然です。自分の眼で見たままの風景を、そうして触ってしまうのはどうかなぁと思うのです。
この件、賛否両論いろいろ意見が分かれるとは思いますが、皆さまはどうお考えでしょうか....。
とりあえず、この方法でレタッチしてみましたので、詳細をご存じでなかった方はご参考に。しかし、ほんとに簡単....、さすが恐るべしPhotoShopですね。
⬇️ 画像はクリックすると大きくなります ⬇️
2人の人物を削除すると

サンカノゴイ 元画像
こんな感じになりました

サンカノゴイ レタッチ後
人物を「なげなわツール」で囲みます

レタッチ行程1
編集のプルダウンメニューから「選択範囲の塗りつぶし....」

レタッチ行程2
「コンテンツに応じる」を使用してOKボタンを

レタッチ行程3
左の人物が消え、背景もうまく補正されました

レタッチ行程4
右の人物にも同じ作業を行うと

レタッチ行程5
この画像には鳥だけが....

レタッチ行程6
1〜2枚目
Nikon D500 + AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR
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