昨年と同じような光景に.... #カワアイサ
久しぶりに出かけたKR浜でしたが、夏羽のユリカモメに続いて見つけたのはなんとカワアイサ。
♀1羽が浜に上がっています。そして、そこへ近づいてくる♂の姿も。
ビックリしたのは、これと全く同じような光景を隣のA浜で去年のこの日に目撃しています。その時も♀はおそらくM川に居る2羽の留鳥の子のうちの1羽かも?と思ったのですが、いまいち判断ができませんでした。
昨年の撮影時にもご一緒したカメラマンとの会話で、この件が話題となりました。昨年の♀も♂に比べると、いまいち元気がなく、だらりと下げた左の翼に違和感が。なので、やはり留鳥の子だろうと皆さん判断したのですが、M川流域からこの辺りまでほんとに来れるのだろうか?と疑問が残っていました。
しかし、今回同じような光景に出会って、その疑問が確信に。
今回の♀の風貌を見ていると、頭頂部が平らでいつもM川で出会う2羽のうちの1羽のように見えます。しかも、撮影中にだらりと不規則に下がった左の翼を見て、この子に間違いないと確信しました。
この子たちは翼を傷めて北の地へ帰れないという情報があるものの、怪我の程度やどの程度飛べるのか?は全く不明です。飛べないといっても、数十mか数百mなら飛べるのか?それとも羽ばたくだけで飛び上がりもできないのか?と。
もう、10年近く滞在しているのですが、私自身は飛んでいる姿はもちろんですが、飛び上がる姿さえ見たことがありません。泳いでいるか、陸地に上がって歩いているかという姿ばかり。
ただ、昨年11月に撮影した少し上流のこの辺りへ行くには、2〜3mの堰堤を飛び越えなければ行けないので、飛び上がるくらいは可能なのか?とも思われます。
このKR浜も昨年のA浜も、いつも滞在しているM川の河口からは7〜8km程度。M川流域内でも常にその程度は移動しているみたいなので泳ぐ距離は問題ありません。たぶんこれだけの距離を飛ぶのは無理のような気がしますし、長期間出会えないこともあるだけにやはり泳いで行っているのでは?と。
しかし、一旦海に出て他の浜まで行けるのに、他の河口から違う河川に行かずに常に同じM川に戻ってくると言うのも少し疑問が残るのです。野鳥のGPSの凄さは大空を渡るときだけか?と思いましたが、どうやら河川や海上を泳いでいても働くのでしょうね。
この日この2羽を観察していると、やはり♀は動きが少なく、浜でじっとしていました。そこへやって来た♂が海の中へ招くようにしていたのですが、♀は動じず。その後、♂も上陸した後♀を促すように海の中入ると、♀も一旦は海へ入りましたが、しばらくするとまた上陸....と、こんな状況を繰り返しています。
傍のこの♂は昨秋に渡ってきた野生の子のはずので、一緒に北の地へ連れて帰ろうとしてなんとかこの地まで来たのかも。しかし、♀はもうこれ以上遠くへは行けない....と、私が勝手に作った悲しいシナリオですが、なんとなくそう思えてなりません。
その後も同じような行動を繰り返すだけで進展が無かったので、長居はしませんでしたが、その後の動向も気になります。♀はおそらくM川に戻っていると思われます。
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♀は浜に上陸していました

カワアイサ
しかも私たちのところから5mほどの距離です

カワアイサ
左翼がだらり...と M川の子だと思われます

カワアイサ
♂が招いているように思われますが

カワアイサ

カワアイサ
♀は動きません

カワアイサ
♂が上陸してきました

カワアイサ

カワアイサ

カワアイサ
しばらく寄り添った後

カワアイサ

カワアイサ
♂は先導するように海の中へ

カワアイサ

カワアイサ
♀も一旦は追いかけましたが

カワアイサ

カワアイサ
この直後上陸してしまいました

カワアイサ
Nikon Z7Ⅱ + FTZⅡ + AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR
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