2番子、3番子の真相は?.... #アオバズク


18回も通ってやっと1番子を撮影できた今年のアオバズク。

ほんとに今年のこの地は、ヒナが出てくるまで長い間かかりました。それでもその日は被りのない1番子の姿が撮影でき、それなりに満足することができました。ただ、初日のヒナは1羽だけだったので、気がかりは2番子、3番子が居るのかどうかです。

1番子だけ撮影できるとそれで満足してしまう年もあるのですが、今年は他に撮影したい鳥も少ないですし、なにしろこれだけの回数通ってしまうと最後まで見届けたいとの気持ちも。

ということで、翌日も一番乗りで現地へ向かいました。

現地に到着すると、2番子どころか前日モデルになってくれた1番子や親鳥の姿も見つかりません。その後到着された数人のカメラマンと手分けして探しますが、1時間あまり経っても見つかりません。結局、今年は1羽だけのヒナとともに親鳥ももうどこかへ?と諦めて撤収してしまいました。

しかし、これが大誤算。その日の夕方になって、「お昼ごろ2番子らしき個体の枝止まりが撮れた」、「夕方に♂らしき個体がまた巣の前に戻って見守っている」等の気になる情報が。

後に聞いた話では、私が帰った後10時ごろになって、私たちが探したところよりももう少し離れた枝に止まっていたのが見つけられたようです。前日の1番子は巣のすぐ前でしたし、まさかそんな離れたところに居るとは思わなかったので、完璧に見落としていたようです。

まぁ、それはそれでしかたないのですが、夕方になって♂が巣の前に居るということは、3番子が出てくるのでは?と。ということで、翌日の夜明け直後には、またまた一番乗りで現地に立っていました....笑。

しかし、前日同様またまた近くにはヒナも親鳥も姿がありません。前日の失敗を繰り返さないようにと、その後に来られた数人のカメラマンと手分けして探しますが、日ごとに巣から離れていくでしょうし、そんなに簡単には見つかりません。

捜索範囲を広げて何度も同じところを歩きまわっていると、上空を1羽のカラスが飛んできて竹薮側の遠い木の枝に止まりました。

すると、その直後にそのカラスを追い払うためにどこからか突然現れた鳥が。そして、執拗にカラスを追い払った後、近くの枝に止まりました。

この行動を見ていて、ひょっとしたら?....と思い、レンズを向けてみると予感通りアオバズクの親鳥でした。

これは近くにヒナが居る....と、そのあたりをくまなく探すとすぐ近くに葉っぱに隠れている個体が2羽。遠くて高くて暗い枝の隙間にかろうじて見え隠れしている状態です。このファミリーを見つけることができたのは幸いでしたが、撮影は容易ではありません。

なんとか3羽とも顔が見えるポイントを探そうと、僅か数歩の地面を右へ左へと歩きまわりますが、どこへ動いても1羽は隠れてしまいます。それでも、わずか数十センチ四方のポイントを見つけ、なんとか撮影したのが今回の画像です。

この高い枝までは、距離も遠くて30m程度ありそうです。しかも、100-400mmズームなので望遠端も短く、ISOも4000〜6400と大苦戦。満足な画像は残せませんでしたが、半ば諦めていただけに、このファミリーを見つけることができただけでもラッキーだったと思われます。

その後、この3羽のすぐ左側にもう1羽の親鳥がいるのをご一緒していたTCさんが発見。そして、またまたカラスを追い払った後に、この3羽の枝に合流するという幸運も。このタイミングでかろうじて4羽並びを撮影することができましたのは嬉しかったです。

ただ一つの気がかりですが、果たしてヒナは2羽だったのか?3羽だったのか?結局、これが解らないまま今年のこのプロジェクトが終わってしまいました。

毎回のようにご一緒したIMさん、TCさん、TDさん、常に情報をいただいていたYKさん、長い間お疲れ様でした。おかげさまで今年は20回も通ってしまいました....笑。












⬇️ 画像はクリックすると大きくなります ⬇️


カラスを追い払っていたのは
AOBAZUKU-350*5**b
アオバズク

そして1mほど左の上下には2羽のヒナが
AOBAZUKU-342b.jpg
アオバズク

カラスのおかげで見つけることができました
AOBAZUKU-343b.jpg
アオバズク

しかし遠くて高くて暗い枝です
AOBAZUKU-344b.jpg
アオバズク

しかも微妙に葉っぱが被っていて
AOBAZUKU-345b.jpg
アオバズク

右へ左へと移動しても3羽の顔が見えません
AOBAZUKU-346b.jpg
アオバズク

それでもあの状況でこれだけ撮れれば満足でした
AOBAZUKU-347b.jpg
アオバズク

すると、数m左にもう1羽の親鳥が
AOBAZUKU-350*1b
アオバズク

この親鳥がまたまたカラスを追い払った後
AOBAZUKU-350b.jpg
アオバズク

3羽の真ん中に降り立ちました
AOBAZUKU-350*4b
アオバズク

4羽が一画面に収まったのは超ラッキーでしたが
AOBAZUKU-350*6b
アオバズク

やはり4羽とも顔が写ることはありませんでした
AOBAZUKU-350*2b
アオバズク

ヒナはこの2羽?3羽?が気がかりです
AOBAZUKU-350*3b
アオバズク

Nikon Z50 + FTZ + TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD

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20回の撮影お疲れ様でした。

結局盆休みに入っちゃったので見届けられませんでしたが無事巣立ったようでなによりです。

山の中のかかしさん

ほんとに直前まであれだけ情報のやり取りをさせてもらってたのに、スケジュールが合わなくなり残念でしたね。
その分敬意を払ってYKさんとして、ブログ内に出演していただきました…笑。
近況報告
新型コロナウイルス感染症が第5類に変更されて、3ヶ月あまりが過ぎました。

最近になり、ようやく落ち着いたように見えますが、今度は連日40度近い猛暑が続いています。ブログをご覧の皆さまにおかれましたは、くれぐれも体調に気をつけながらお過ごしください。

 






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えむ・おー

Author:えむ・おー
居住地:兵庫県宝塚市
年 齢:1955年8月生まれ
性 別:男性

撮影機材(2023年6月現在)

* カメラボディ *

Canon EOS R7
Canon EOS R10
Canon EOS Kiss X3
Panasonic LUMIX DC FZ85
Apple iPhone SE(第2世代)

* レンズ *

Canon
   マウントアダプター EF-EOS R
Canon RF100-500mm
   F4.5-7.1 L IS USM
Canon RF600mm
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   F4.5-5.6 USM
Canon EF 24-85mm
   F3.5-4.5 USM
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   C-AF1 1.5X TELEPLUS SHQ


私が出会った野鳥を撮影した趣味のブログです。識別は間違っているかもしれませんが、ご容赦ください。野鳥の生息地および撮影地に関しましては、自然環境の保護や付近住民の方々への影響を考慮して、明確には記載しておりませんのでご了承ください。

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