改めて試写に行ってきました....
先日は私の勘違いとPanasonicの謎の仕様に戸惑いましたが、注意点を理解したうえで改めて FZ85 の試写に行ってきました。
そして、今回向かったのはK浜。
ここは堤防直下のテトラポットに止まってくれると5〜10m程度の至近距離ですし、遙か沖合のブイあたりなら200m級の遠景です。このように、いろいろな画像を撮ることができるので、今回のような試写には適しているか?と。
ここで、今回のこの FZ85 と 前機種 FZ1000 をざっと比較してみます。
前機種 FZ1000
1.0型センサー
2010万画素
35mm換算の光学ズーム→25-400mm
iAズーム→800mm
デジタルズーム→1600mm
F2.8-4.0
現機種 FZ85
1/2.3型センサー
1810万画素
35mm換算の光学ズーム→20-1200mm
iAズーム→2400mm
デジタルズーム→4800mm
F2.8-5.9
センサーも大きいですし、画素数も多くF値も明るいので、当然これまでの FZ1000 のほうが綺麗に撮れるはずです。それでも、400mmでは少し望遠端が足らず、 iAズーム を常用しておりました。普通のデジタルズームは使いものになりませんが、このiAズームは画質の劣化が極端に少ないデジタルズームということで、SONY機等でも話題の機能。しかし、この機能を使うとRAW撮影ができず、jpgでしか撮影はできません。
そうなるとトリミング、露出補正を駆使すると画質のクォリティがぐっと落ちてしまいます。それを考えると下級機種ですが、iAズームを使わず1200mmまでの光学ズームならRAW撮影が可能ですし、どの程度の画質が残せるのか?と興味津々です。
ということで、まず撮影したのは遠景のミサゴとヒドリガモ。
ミサゴまでは約200m、ヒドリガモまでは160m程度です。メイン機の Canon EOS R7 + 500〜600mm でもあまり撮りたくない距離ですが、まずまずの画質が残せました。尤も現像ソフトにかなり助けてもらってはいますが、それでもいい感じに仕上がっています。
そして、次は至近距離。
このコガモとハクセキレイは堤防のすぐ下のテトラポットで、5〜10mの距離。いずれの画像も思った以上のクォリティで優秀です。こちらも補正はかけていますが、特に劣化したような印象は見受けられません。
やはり、RAWで撮影しているのと、光学ズームのみで望遠端が長いというのが最大の理由かも。まだいろいな設定等、慣れていないところが多いですが、私的には FZ1000 よりむしろいい感じです。
ただ、明らかな欠点ではありませんが、使いにくいと感じる点が数点。
★ 小さくて軽いのはありがたいですが、撮影時に安定せず、ファインダーを覗いていても揺れているのが明らか
★ センサーが小さい分ファインダーも狭く、ターゲットを捉えにくくかなり見にくい
★ 野鳥撮影に向く設定をしてカスタムダイヤルに登録していますが、途中でSSや露出補正値を変更して一旦電源を落とすとスタート時の数値に戻ってしまう
★ レンズキャップに紛失防止用のひもが付いているのですが、外しているときにレンズの鏡胴等に当たって擦り傷がつきそう
レンズキャップの件は何か袋のようなものを装着する等、簡単に対処できそうですが、あとの件は慣れるしか無さそうですね。
センサーも小さくなりましたし、F値も暗くなったので、前機種より不満箇所が増えると思っていましたが、むしろ感覚は上。前機種並に格安で手に入れることができましたし、メイン機と共にうまく使い分けていきたいと思います。
⬇️ 画像はクリックすると大きくなります ⬇️
距離は約200m

ミサゴ

ミサゴ
解像してはいませんが、いい感じです

ミサゴ
この子たちも160m程度

ヒドリガモ

ヒドリガモ
何とか飛翔も撮れました

ヒドリガモ
至近距離です

コガモ

コガモ
かなり解像してくれました

コガモ
この子でないとこんなに近づいてくれませんね

ハクセキレイ

ハクセキレイ
これなら前機より優秀かも

ハクセキレイ
Panasonic LUMIX DC FZ85
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